玉藻イズムとは?

 玉藻とは、校歌の冒頭の部分に出てくる言葉ですが、「常陸なる 浪逆の浦の 玉藻こそ 引けば耐えすれ あどか絶えせむ」という万葉集の歌から引用したもので、藻の美称、美しい藻を意味します。

 本校の同窓生が中心となって組織する会や団体においては、玉藻〇〇会、〇〇玉藻会というように『玉藻』という言葉を入れることが多く、この玉藻という言葉には、「旧制中学校から引き継がれた伝統を基本としながらも、常識にとらわれることなく、より良いものを積極的に取り入れ進化し続ける。」という同窓生の熱い思いが込められています。

 このことを『玉藻イズム』と命名しました。

茨城県立麻生高等学校第34代校長 青山 泰久

校章

由来
三角形を2枚逆さに組み合わせたものは麻生の
「麻の葉」を表し、波は霞ヶ浦の「波」を象徴したものである。


校歌
 校歌
  楽譜はこちらから 校歌.pdf


  


 1.玉藻ゆたけく湖晴れて 春永劫の水の郷
   浪にうつろふ彩雲も 幸をことほぐ自治の校庭
   理想は高く天翔る 吾が青春清き朝朗

 2.丘に夕やみ迫り来て 今落陽の空の色
   空に赫燿ふ月まてば 流れ静けき利根の水
   憧憬遠く船うけて 桂の花を折らんかな

 3.麻の教訓を朝夕に 文の林に入り集ふ
   香澄が丘の若人に 啓示の星のまたたけば
   涃濁の浪荒るるとも 浪逆の浦は春なれや

 4.時の潮流をたくましく いやいき茂る友がきが
   こころ一つにたゆみなく 真理の道にいそしみて
   愛情に生きる人の世の 平和を祈るわがゆくて